またいつでも
翌朝、Sは「またどこかに行く」と言いだした。
「行くアテは?」と尋ねかけて、そうした身の上話に触れるのは大人の配慮を欠くと思い、何も聞かずに「またおいで」とだけ声を掛けた。
笑って手を振って去って行ったS。
「今日も友達と遊んで、夕方になったらまた、泊まり先を考える」って。
これ以上の詮索は無用だし、それでSとの縁を完全に失ってしまうのももったいない。
何も聞かずに黙って見送る事にしたんだ。
これが大人の男の辛いところだったネ。
だけど、この神待ち娘との初体験は、やっぱり全てが衝撃的だったヨ。
神待ち娘は都市伝説なんかじゃ無かった事を確かめる事が出来たし、それに案外簡単にヤレる存在だという事もわかったし。
何より、それまでの出会い系での俺の努力が全て否定されたような感覚だった。
出会い系ではメッセ−ジ交換でコミュニケ−ションを重ねて、まずは互いの信頼関係を築いてから、タイミングを見て誘う。
これだけの手順を踏まなければならない。
だけど、神待ち娘にはこんな過程が不要なんだ。
神待ち娘を多くの男達が求めるのも当然だと強く感じたネ。
ご飯を奢ったといってもファミレスだったし、女の子だからそんなに多くは食べないし。
2人で3000円の先行投資でエッチに到達。
こんな事は前代未聞だったヨ。
神待ち娘ってネ−ミングだけど、実は彼女達の方が俺達男共にとっての「神」だとさえ感じるネ。
それだけの大きな衝撃の1夜だった。
だけど神待ち娘にすれば、ごく普通に振る舞ってるだけ、なんだろうネ。
思いのまま。
野宿は嫌だから泊めて欲しい。
お礼に身体を差し出す。
シンプルなんだネ。
ある意味、男のニ−ズを見事に捉えてると思うんだけど、ここまで簡単にエッチに到達してしまった事が、何度も言うけど、やっぱ衝撃だった。
他の言葉が思い浮かばないヨ。
だけど、やっぱ怖かったからサ。
避妊だけはしっかり行ったヨ。
自衛、ってのは出会い系で叩き込まれた事だからサ(笑)。
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